北朝鮮の国章にも描かれる水豊ダム
近い内に北朝鮮ツアー2024を旅行代理店としてお伝えできる…と、楽しみにしています。
コロナ禍を経て、残念ながら、外国人にとって中国も旅行しづらい国となっています。
外国人観光客も多く訪れていた中朝国境の丹東は、中国最大の北朝鮮貿易の都市、陸路で国境を接するボーダーエリアということもあり、特に厳しくなっています。
現在、丹東の観光地でも、外国人旅行者とみられる人を見かけることは、少なくなっています(中国人観光客で賑わっています)。
そんな旅が厳しくなった丹東で、特別な感動体験をしてみませんか?
戦前、間組と西松組が築き、竣工時には、東洋一と呼ばれた巨大ダムがありました。
1944年(昭和19)に完成した「水豊ダム」です。
建設には、当時、日本統治時代の朝鮮人、満州国安東(丹東)の満人たちも多く建設に関わっています。
「ました」と過去形で書きましたが、現在も現役で稼働する発電用ダムです。
多くの朝鮮人たちも関わったからでしょうか、水豊ダムは、現在の朝鮮民主主義人民共和国の国章にも描かれているので、見たことがある人も多いかと思います。
そんな水豊ダムは、丹東駅から鴨緑江を上流に北東約80キロ・メートルのところにあります。
中国のダムは軍管理地扱い!?
鴨緑江をせき止めた水豊ダムのダム湖は、琵琶湖の半分ほどもある巨大な人工湖です。
このダム湖では、かつて金正日(キム・ジョンイル)総書記と料理人の藤本健二氏がジェットスキーで競争して遊んだことでも知られています。
ダム周辺には、中朝両岸とも大きな建物がないため、ダムがより大きく感じる圧巻の光景が広がります。
北朝鮮側には、「金日成(キム・イルソン)・金正日主義万歳」の巨大な文字が並び確認することができます。
日本と、現在の北朝鮮、中国の3か国と非常に歴史的な関わりが深いダム、それが水豊ダムなのです。
なぜ、現在、水豊ダムを訪れることが特別な感動体験なのか?というと、ガイドなしでは行くのが難しいからです。
ガイドなしで水豊ダムへ行くのが難しくなったのは、正しくは、コロナ禍直前からなのですが、その理由は、そもそも中国のダムは、日本や主要国のように観光地ではないためです。
特にダムなどの発電施設は、空港や駅、港湾などと同じく、国家重要施設として、軍管理地に近い扱いになっています。
中国の法律通りに解釈すると、ダムを写真や動画撮影をすると、拘束されても文句は言えない…となるわけです。
そんな場所なので、追加費用がかかりますが、ぜひガイドをつけることを強く推奨しています。
貴重な旅体験をビザ・ガイドセットのツアーで
大連や上海、深センなど国際空港がある主要都市だけの訪問であれば、最大144時間(6日間)滞在できるトランジットビザ免除が便利です。
トランジットビザ免除を利用するためには、帰路を韓国など第3国経由での旅程を組んでもらう必要があります。
ただし、トランジットビザ免除では、大連から丹東や瀋陽など同じ遼寧省内の移動もできないため、丹東へは行けません(中国観光庁確認済み)。
そのため、丹東へ行くのであれば、アライバルビザ(大連イン・アウト)や通常の観光ビザ(L)などを取得して訪れることになります。
往復の航空券はご自身で購入してもらい、希望日程を伝えてもらえれば、アライバルビザ(または通常のビザ)と、大連や丹東のホテル、大連-丹東の高速鉄道の切符、ガイド手配などでツアーとして提案させてもらいます。
ホテルは、ご自身で予約されても問題ありません。中国の旅行会社が母体であるコリアツアーズでは、おそらく、Agodaや楽天トラベルなどよりも安く予約できると思いますので、お気軽にご相談ください。
水豊ダムだけではなく、丹東市内、丹東駅から15キロ・メートルほど南の新鴨緑江大橋(丹東新区)、水豊ダムの少し手前にある「もう1つ断橋」と呼ばれる河口断橋(河口村)なども一緒に旅をされてはどうでしょうか?
訪れる外国人が少ない今、貴重な旅体験となること間違いなしです。
大連コリアツアーズは、中国入国、移動、滞在を常に最新の情報をもって強力にサポートします。
河口断橋については、改めて2024年の最新情報をご紹介します。
大連イン・アウトのアライバルビザについてはこちらをご覧ください。
ご質問やお申込みはこちらからお気軽にどうぞ。