羅津へ女子旅。中国・朝鮮・ロシアへ3か国陸路ボーダーの旅
今年の6月に今、一番熱い「羅先」へお1人旅行された現役女子学生さんから旅の感想をいただきました。
中国琿春→羅先→ロシアと3か国を陸路越境し、ウラジオストクから帰国されています。
実は6月から琿春のイミグレーションが日曜日に加えて土曜日も出入国停止を5月末に急きょ決定したため日程の大幅調整などご迷惑をおかけしています。ですが、とても旅慣れた旅女さんで、困ったら現地で聞きながら、中国、朝鮮、ロシアへの旅を初夏の旅を楽しまれたようです。ご感想有り難うございます。
これから羅先や朝鮮、ロシアへの国際列車をへ乗ってみたいという女子旅を計画されている皆さまの参考になるのではないでしょうか?
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有名な女性アナウンサーとはまるで違う口調。「独島-竹島問題についてどう考えている?」なんて質問も
中国、朝鮮、ロシアで一番、大変だった国は…だそうです。以下、文頭の一文字落としや一部校正を除き原文のママです。
ご飯はまずい、ネットは繋がらない、ルールが異常に多い。確かにネガティブなことも多かったですが、それ以上に貴重な体験ができたことに、大満足な旅でした。
1番印象的だったのは、人の優しさ!日本人なら少しは抱くかもしれない、北朝鮮女性アナウンサーの捲し立てるような話し方のイメージ。しかし実際にはそんな話し方とはかけ離れた、とっても優しく穏やかな口調の方が多かったです。
口調だけでなく、性格も温厚。ガイドさんはもちろんのこと、北朝鮮からロシアへ向かう鉄道で同室だったおじさん達も非常に親切で、食べ物や飲み物を沢山シェアしてくださいました。
お店では賞味期限切れのお菓子や水が普通に売られており、驚きました。他にも、畑を未だに牛で耕していたり、建物がすべて同じ作りであったり、9割の人が制服を着ていたり、レストランでミサイル発射祝典ビデオが流れていたりと、発見や学びは尽きることがありませんでした。ガイドさんが常に解説してくださるので、本当にいい勉強になります。
彼らも日本に興味があるようで、沢山の疑問を投げかけてくれました。特に政治的な質問や歴史、教育に関する質問が多いです。「日本では北朝鮮についてどんな教育がなされてるの?」「独島-竹島問題についてどう考えている?」「なんで日本人はクジラを食べるの?」「慰安婦問題に関してはどう放送されている?」など、割と踏み込んだ議論をすることができました。北朝鮮の方々とこういった大きな問題について直接話し合える機会はないので、この経験だけでも十分価値があったと思います。
ガイドさんは日本語が流暢な方と英語が流暢な方の2名がついてくださるので、現地では何も苦労しませんでした。安心して北朝鮮の文化を楽しめますよ。
20代女性
陸路ロシア入国で質問攻めに。でも一番苦戦したのは中国
変更の変更で慌ただしくさせてしまったのですが、ロシアへ入国するときには、1時間にもおよぶ質問攻めを受けたり、ロシアを出国するときも別室で30分以上も朝鮮での見聞きしたものや感想などを聞かれたそうです…。それでも、素直に答えれば問題ななかったと語っています。素晴らしいですね。
お話を聞く限りは、ロシアは大変だなと感じるのですが、このお客さまにとってロシアよりも大変だったのは、出発地である延吉や琿春など中国だったとのことです。中国は多くの場所で英語がまったく通じず意思疎通ができず…が辛かったそうです。
訪朝される多くお客さまより中国移動や滞在が大変だという感想をよくいただきます。
中国は、15年前と比べると驚くほど便利にはなかったのですが、旅慣れた人でも苦戦する独自の制度や慣習が多々あり「???」となることも。さらに、今回の女性の感想のように英語がまったく通じない人が多いので、聞いてもコミュニケーションが取りづらいという点もあります。
今回、貴重なフィードバックをいただきました。聞かせてもらった貴重な体験や情報は今後の中国移動や滞在するお客さまへ生かし、フォローアップしていこうと思っております。
貴重なお話をちょうだいし感謝しています。
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