北朝鮮たばこ中国で味わう 最高指導者愛用品も 持ち帰り厳禁!?

北朝鮮の最高指導者も愛煙する(?)高級銘柄「7.27」
北朝鮮の最高指導者も愛煙する(?)高級銘柄「7.27」

北朝鮮・中国の最高指導者も愛する(?)たばこ

 丹東の貿易会社から大連スタッフが入手した北朝鮮のたばこです。

 中朝国境の丹東では、北朝鮮のたばこや大同江ビール、化粧品などが専門店を中心に販売されています。

 鮮やかな赤いパッケージの「7.27」は、最高指導者が好むたばことも伝えられる高級銘柄です。

北朝鮮からの逆輸入品と思われる「蓮の花」
北朝鮮からの逆輸入品と思われる「蓮の花」

 こちらは朝鮮語のパッケージですが、元は中国のたばこで、蓮を意味する「荷花」という銘柄です。こちらは中国の現・最高指導者が良く吸っていた銘柄として知られています。

 北朝鮮から中国への逆輸入品と思われます。

たばこ・大同江ビールは中国で消費を

 中国最大の中朝貿易を行う丹東では、北朝鮮のたばこやお酒などを観光客でも買うことができます。

 ここで皆さまに注意点があります。

 北朝鮮製のたばこやお酒などは、中国で確実に消費して、日本へは持ち込まないくださいということです。

 北朝鮮や丹東など中朝国境を観光されるお客さまには、渡航前に強くお伝えしています。

 現在、日本への持ち込みが特に厳しいのは、たばこや大同江ビールなどアルコール飲料、化粧品など工業製品となります。

 たばこを吸う人は、丹東や中国国内で一服して味わったり、SNSへ投稿するなど中国国内でお楽しみください。

 今や中国だからできる希少体験と言えるでしょう。

観光再開はまだだけど丹東に戻ってきた北朝鮮グッズ

 2025年5月19日時点で、北朝鮮旅行は、まだ再開されておりません。

 公式サイトのトップ固定情報が継続中となります。

 中国人の北朝鮮観光も再開されていないので、丹東と平壌を結ぶ国際列車も運休が続いています。

 その一方で、中朝貿易は、コロナ禍前の状況へ徐々に戻りつつあり、丹東にも北朝鮮製品が入ってくるようになっています。

 日本語ガイド付きで、河口断橋や水豊ダムなどの丹東観光をされたら、観光客が知らない北朝鮮グッズが買える場所も訪れてみませんか?

ご質問やお申込みはこちらからお気軽にどうぞ。

「北朝鮮旅行へ行ける」 中国SNS上で飛び交う北朝鮮ツアー情報

ウィーチャット上で拡散する北朝鮮ツアー募集(一部へモザイク)
ウィーチャット上で拡散する朝鮮ツアー募集(一部へモザイク)

WeChatの友だち限定で発信される「北朝鮮旅行・ツアー情報」

 「7月から北朝鮮ツアー再開する」という情報が出回っているようでコリアツアーズへお問い合わせをちょうだいしています。

 また、日本の一部大手メディアでも報じたそうですが、私たちが27日時点で確認しているのは、「中朝国境が完全開放、平壌への観光が再開するとの情報はない」ということです。

 実は、中国のWeChat(ウィーチャット・微信)には、このような朝鮮ツアー情報が飛び交っています。

 このフライヤー(?)は、公開情報ではなく、LINEで例えると友だち限定で公開されているものです。友だちになっている人のみ口コミ的に流されています。

 これらの情報を見て、「北朝鮮旅行再開か?」と思い込んでいる人もいるのかなと推察しております。

実施されない北朝鮮ツアーを発信する目的は?

 もちろん、6月14日も21日も朝鮮ツアーは実施されていません。28日も実施されることはないでしょう。
 
 具体的な旅費やホテルまで明記していますが、内容を多少変更して同じようなツアー募集告知を繰り返し出し続けているようです。

 「何の目的で?」と思いますか。私たちもわかりません…。

 把握しているのは、発信者は、旅行会社の関係者やまったく無関係な個人だったりします。

 確認すると、旅行会社ではありますが、日本人はもちろん、中国人であっても朝鮮旅行の手配ができない代理店ではない旅行会社だったりします。

 おそらく、旅行会社や個人もツアー参加者を募集して手配資格がある代理店へ丸ごと委託して手数料を取ったりしているのではないでしょうか。

 あるいは、見込み客のリスト集め、再開後へのつなぎ、営業していることのアピールなどの目的もあるかもしれません。

未実施ツアーを告知してもペナルティなしの中国

 このようなツアー情報がSNS上で出回る背景には、中国は、国境封鎖や疾病、自然災害などやむを得ない事情であれば、例え実施されないツアー情報を告知しても処罰されないという法制度にも一因があるかもしれません。

 これがツアー費用などを徴収して返金しないなど詐欺的なトラブルに発展すれば、営業停止や罰金などのペナルティを受ける可能性はあります。

 新義州や羅先などエリア限定での観光再開という話はちらほら出ています。

 しかし、いずれも中国人限定での話です。先に中国人、その後、その他の外国人へという流れは変わらないように思われます。

 北朝鮮ツアー再開情報は、手配資格を持つ旅行代理店からの情報を参考にされるようにお願いします。
 
 ご質問やお申込みはこちらからお気軽にどうぞ。

北朝鮮グッズNG3種類 ビール・化粧品・たばこ 持ち込み要注意品

北朝鮮の人参入り化粧水
朝鮮の人参入り化粧水

中国に戻ってきた北朝鮮製品

 まだ、中朝国境の全面開放や旅行再開の話は聞こえてこない状況ではありますが、中朝貿易は徐々に新型コロナウイルス前に戻りつつあります。朝鮮製品が中国へ入ってくるようになっています。

 今回、コリアツアーズが入手したのは、朝鮮で製造された化粧品セットです。

 大連の朝鮮貿易を行っている会社から購入したものです。

 同じセットは、中国最大のECサイト淘宝網(タオバオ)でも販売されています。

 現在、中国在住者であれば、誰でもどこでも買うことができます。

 コロナ禍での在庫切れで販売店が減っていた大同江ビールも増えてきたようです。

 しかし、中国も物価高の影響で全体的に価格は上がっています…。 

中国で購入できる北朝鮮の化粧品セット
中国で購入できる朝鮮の化粧品セット

化粧品や大同江ビールは日本へ持ち込まないように

 コリアツアーズが手配させてもらったお客さまには事前のブリーフィング等でお伝えしているのが、朝鮮製品は日本へ持ち帰らないことです。

 特に厳しいのが、工業製品です。

 ビールを含むアルコールや飲料、化粧品、たばこなどです。

 労働新聞や雑誌、切手など紙媒体、紙製品は、ハンドキャリーでの持ち込みは禁止されていますが、個人輸入であれば1部ずつに限り認められます(経済産業省へ確認済み)。

 ただし、お届け先のご住所が把握されるので、気になる方は、こちらもやめたほうが良いでしょう。

 このような日本と中国の最新情報は、常に収集に努め、手配するお客さまへフィードバックさせてもらっております。

 ご質問やお申込みはこちらからお気軽にどうぞ。

キムチは韓国のもの? 国境丹東で28日から朝鮮族グルメフェス開催

丹東グルメフェスティバル

「丹東グルメフェスティバル」28日から開催

 4月28日から中朝国境の遼寧省丹東では、「丹東グルメフェスティバル」が開催されます。

 会場は鴨緑江に浮かぶ中洲の月亮島前の広場です。

 このイベントは、コロナ禍にも開催されてましたが、新型コロナウイルス規制緩和後では初開催となります。

 ようやく、中国国内の旅行会社によるツアーも再開されたので、多くの観光客が賑わうと予想されます。

 明日は、あいにくのお天気となりそうですが、最高気温は15度近くまで上がる日本より少し遅めの春の陽気でイベントが楽しめそうです。

朝鮮族グルメフェスティバルも同時開催

キムチは韓国のもの?理解できない批判

 鴨緑江の対岸は朝鮮、ということで中朝ボーダーの都市らしく朝鮮文化のイベントも並行して行われます。

 朝鮮料理や伝統酒などが一堂に会する「朝鮮族グルメフェスティバル」や朝鮮文化体験イベントも楽しめます。

 1つのイベントと並行して複数のイベント名を冠して同時開催するのは、中国あるあるの1つとなります。

 この中国朝鮮族の文化イベントを、2021年「キムチ祭り」と銘打って開催したところ、韓国から”キムチの略奪””歴史の歪曲”などの謎の批判を受けています。

 キムチの味付けの違いこそありますが、キムチ自体は、朝鮮族の伝統文化でもあるので「韓国人は何を言っているのか?」と不思議がり、理解できないと語る朝鮮族も少なくありません。

 今年は韓国からの「見当違いな批判」へ配慮したのか、キムチ祭りという言葉は確認できないようです。

 しかし、会場のフードブースには、キムチを生産する多くの地元丹東や吉林省などの中国企業が多く出店して賑わいますよ。

 今年は朝鮮企業のブースはあるのでしょうか?

画像出典 丹東グルメフェスティバル公式WeChatアカウント

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