日本人はロシア経由で北朝鮮入国できる!? 誤情報に注意を

日本人はロシア経由での北朝鮮入国・観光はできない(2025年7月21日時点)
日本人はロシア経由での北朝鮮入国・観光はできない(2025年7月21日時点)

日本人はロシア経由での北朝鮮入国できない

 ニュースや報道の影響か、お問い合わせが増えてきましたので、この記事でお答えします。

 日本人はロシア経由での訪朝、具体的には、ロシアから空路や陸路を利用して北朝鮮へ入国することはできません。

 もしかすると、チケットは買えるかもしれませんが、搭乗や乗車できないと朝鮮国際旅行社(KITC)やロシアの旅行業者から回答を得てます。

 ちなみに、現在、中国人も同様にロシア経由での訪朝は認められておらず、利用できません。

 お問い合わせをくださる方によると、1部の日本の専門家や識者とされる人たちが、「日本人もロシア・モスクワからの旅客機を利用できる」「ウラジオストクからの高麗航空で平壌へ行ける」再開したと伝えられる、「ウスリースク・ハサン経由・豆満江駅行きの国際列車へ乗車できる」と言っているとのことです。

 しかし、私たちは確認もしてませんし、コメントする立場ではないので、それについてのお答えは差し控えます。

 私たちが言えることは、北朝鮮当局、さらには、以前から連絡と取っているロシア・高麗人が経営する旅行業者へ確認している「日本人はロシア経由での訪朝はできない」という回答です。よって、手配はできません。

 「観光目的での北朝鮮への入出国、北朝鮮旅行は中断したままで再開していません」

 以上が、私たちコリアツアーズの公式回答となります。

全ロシア展示センター(モスクワ)にある人民の友情を象徴する噴水
全ロシア展示センター(モスクワ)にある人民の友情を象徴する噴水

「中国人向け北朝鮮旅行再開!?」韓国発の情報には要注意

 北京・丹東経由での国際旅客列車が8月から再開するとのニュースも出ています。

 こちらも現時点では再開が決まったとの情報は入っておりません。

 コリアツアーズでは、すべての日本人の観光手配を担当するKITCと密に連絡を取って確認をしております。

 モスクワと平壌を結ぶ直行便の就航や、ロシアと朝鮮を結ぶ国際列車の運行再開の話題もそうなのですが、韓国発の情報・報道を見て、お問い合わせをくださるお客さまが多いようです。

 韓国発の報道がすべて間違っているとは申しませんが、韓国と朝鮮の関係を考えると、特定の目的を帯びた情報に加工されている可能性が高いのではないでしょうか。

 ご自身にとって都合の良い情報だけを鵜呑みにして事実と思い込むことなく、幅広く情報を調べていただき、お問い合わせください。

 「ロシアからの航空機に日本人も搭乗できる!」「羅先へ観光目的で訪問できるようになった!」など、固く信じ込んでのお問い合わせも多い傾向にあり、スタッフが対応に苦慮しています。

 なぜだか皆目わかりませんが、韓国発の情報は、北朝鮮観光が再開されたという前提での話が多いようです。

 先月、オープニングイベントが開催された元山葛麻リゾートは、外国人では、ロシア人と旧ソ連構成国の国籍の人のみが訪れることが認められています。

 中国人も観光訪問が認められていません。

 これも韓国発の報道らしいですが、元山葛麻リゾートの全面開業を機に「中国人向けの北朝鮮旅行が再開…」とミスリードさせる報道があったそうで、中国人のお客さまからのお問い合わせが増えております…。

ご質問やお申込みはこちらからお気軽にどうぞ。

平壌にはない魅力ある羅先を楽しむ3泊4日中国・朝鮮・ロシア3か国陸路鉄道越えの旅

北朝鮮・羅先特別市旅行

平壌では行けない市場や見学が難しい工場へ。ここが羅先の魅力

 2019年新設の3泊4日ツアーコースです。

【ご注意】
 毎週日曜日は琿春圏河のイミグレーションが閉鎖しているため日曜日の出入国はできません。加えて6月1日から10月末までの夏季期間は土曜日も入出国ができないため夏季は土日出入国ができません。詳細はお問い合わせください。

モデル日程
1日目
午後、琿春圏河から豆満江橋渡り、朝鮮羅先へ。入国手続き後羅先市内へ。午後羅先市内観光。羅津港、外国語学院見学、羅先市場、羅先市幼稚園見学と公演鑑賞、金日成花・金正日花温室見学、海岸公演散策など。夕食後休憩。
羅先宿。昼夕2食。

2日目
朝食後、終日羅先市内観光。羅津革命史跡館、琵琶島遊覧(オットセイ見学)、エンペラーホテルカジノ場見学、魚養殖場、羅先靴工場見学、外文書店、海洋革命史跡館、美術博物館など。
羅先宿。朝昼夕3食。

3日目
朝食後、終日羅先市内観光。羅津港、美術博物館、外資系企業見学、通信会社、大学見学、朝鮮料理体験(キムチ、餃子作り)など。
羅先宿。朝昼夕3食。

4日目
Aパターン 朝食後、中国琿春へ。
Bパターン 朝食後、午前羅津市内見学。中峴革命史跡地、朝ロ親善閣、勝戦台など。14時20分の国際列車にて豆満江駅からロシアへ。
朝食のみ。

 ご質問やお申込みはこちらからお気軽にどうぞ。

北朝鮮・豆満江駅
豆満江駅 出典 ウィキペディア

ツアー料金・費用

1~2人 92,000円
3~5人 87,000円
6~9人 82,000円
10人  77,000円

【内訳】ビザ代金7,000円・3泊分のホテル(1室2人利用)、バス、食事、現地ガイド、入場料(ツアー料金に含まれます)。シングル利用の方は+12,000円(3泊分)。

 日本から中国までの往復交通費と中国国内の移動費は別途必要となります。

1)羅先宿泊ホテル 東明山ホテル3号館、南山ホテル、琵琶閣ホテル(ご指定リクエスト可)
2)費用には査証(ビザ)費用やホテル代、観光費、食事、日本語ガイド、車代などが含まれております。
3)上記2以外の個人的な費用は別途必要となります。たとえば、飲み物代、電話代、土産代、シングル利用の差額など。

 サクッと越境旅行を楽しめる最短の羅先2泊3日ツアーもございます。

北朝鮮から一番近いロシア・ハサン駅
ロシア・ハサン駅 出典 ウィキペディア

最終日もお昼過ぎまでお得に羅先観光を楽しんでからロシアへ向けて鉄道で出国

 このツアーの魅力は国際列車で豆満江駅からロシアへ出国できることです。4日間で、中国、朝鮮、ロシアの3か国を訪れることができちゃうんです。しかも陸路で。

 世界最強と言われる日本のパスポートですが、残念ながらロシアはビザが必要となります。日本で事前に取得しておいてください。また、ロシアへの国際列車へのチケット代も別途必要です。降車する駅は自由に選ぶことができます。ハサン、ウスリースク、ウラジオストク、モスクワ(約1週間)でもOKです。ロシアへの国際列車チケットはコリツアーズで合わせ手配できます。

 注意点は、豆満江駅からのロシアへの国際列車運行日が決まっております。ロシアへの出国を希望される場合は、ロシアへの出発日に合わせてご計画ください。

 豆満江駅発ロシア行きの国際列車運行日は下記をご覧ください。

 ロシアへの国際列車はどの駅まで乗れるのか?ロシアへ鉄道でGO


Train from North Korea to Russia

 ロシアに一番近い豆満江駅を出発し一面に広がる畑を通り抜けて豆満江をゆったりと渡っていくと、映像の最後に見えるのは、ロ朝友好の家です。豆満江駅からロシアのハサン駅まで約5キロメートルという近さです。

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